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ロッドインプレッション#1

 〜 セージ (Sage) 〜 

SLT #3- 8'3"

値段の割にはよくないというか、値段抜きにしても疑問が残る後味の悪い何かが残る。ミディアム・ファストのロッドなのだが、近距離から遠投(80フィートまで)まで、なんとなくキャストできているのだがミディアム・ファストらしいピリットしたところもない。 キャストした後のバランスが悪いのがそれで、とても気になる。

SLT  #4- 8'6"

持ったときのバランスがとても悪い。近距離は駄目だが、意外と遠投のキャスティングは距離は出る。しかしフィールが悪い。

TCR #5ー9フィート 4pcs

外見だけ見ただけではSLTと見分けがつかないが、今はやりの硬いロッドだ。5番のロッドで90フィートは楽に飛ぶのは、この硬さからすればあたりまえだが、6番のラインでオーバーライニングにすればフィーリングは少しはよくなるだろう。 世の中には硬くて飛ぶロッドを評価するフライフィッシャーがあるので、そういう人向きのロッドとしてはいいだろう。

SLTはTCRより軟らかめに作ってあるのだが、この値段だったらもっとなんとかなりそうというのだが、世間は評価するかもしれない。SLTとTCR、見た目は見分けがつかない。明るい茶色にセージらしい仕上げで、コズメティックも高級ロッドの雰囲気がただよう。 しかし、所有する喜びはあるかもしれないが、両シリーズとも出たばかりのときのテストでも評価できなかったが、ハッキリ言ってもらっても使う気がしないダメ・シリーズと言っておこう。

しかし、トーナメントのロングキャストに使うというキャスターがあるのは事実で、5番で120フィート飛ばそうという人々がある。このデンバーのテストの後に、クラブのポンドで#5?9フィートをキャストする機会が2回あった。 1回は#6のラインを使用したのだが、遠投ではまだラインが軽く、タイミングが掴みにくい。もう一度は、#5のラインを使用した。ラインが軽すぎて距離にばらつきが出る。しかし、1回だけだが125フィートのプールの向こう岸に着きそうになった。実際は115フィートぐらい飛んでいるのであろうが、わたしの経験では5番のロッドでは一番飛んだことになる。トーナメントではいいかもしれないという感慨を新たにした。

DS2

#5ー9フィート 4pcs 4pcsと4pcsがあるが試投したのは4pcs。クラブのキャスティング・ポンドでは、メンバーがもってきてわたしにキャストしてくれと言うのでなじみのあるロッド。 また、実際の釣りでも教室に生徒がもってくるので使う経験がよくある。セージのエントリーレベルのロッドとしては、値段の手ごろさもあり評価のあるロッド。作りは値段だけのものしかなくあまりよくないが、近距離から遠距離までそこそこには飛ぶ。ダルな感じはいなめないが、セージというブランドが欲しい人にはお勧め。ただ、最近ではマーケットには、この半額かこの程度の値段でロッドがあふれているので、他に選択肢もあるのでチョイスは楽ではない。

Xi2

出たばかりのシリーズで6番手以上の高番手のシリーズ。 ソールトウォーターとスティールヘッドに的を絞ったロッド。 セージの濃いブルーはいい仕上げだ。RPLXiの後継機種でXPiのように硬い。XPよりはかなり硬い。 RPLXi は2,3と5ピースがあったが、このシリーズはすべて4本継ぎになった。少し全シリーズよりは硬くなったようだ。マンドレルでグラファイトの巻き方を改良して、リフティングのパワーとビッグゲームでのロッドが折れるのを減少したとのことだ。XPは所有はしていないが、よく売れているのでキャストするチャンスが多いロッドで、お金があれば買いたい実用的なロッドだ。キャスティングも楽しい。ちょっとパワーがないのが、残念だがいいロッドだ。と言うとすでにお分かりのように、このニュー・シリーズはいただけない。7番の9フィートを試投した。20フィートぐらいからラインを伸ばして、フムフムこんなものかと思いながら、最後に3回ほど遠投をする。90から100フィートぐらいと非常にばらつきが出た。そして、ラインの着水がドロップするようで、あっと思わせる。なんか後味の悪いロッドなのだ。実際の釣りで重い大きなクラウザー・ミノーを投げてみると、意見は多少変わるだろう。サーフなどでシューティングヘッドを使う時には2?3番手の重いラインを使えばこのロッドは生きてくるだろう。でも、それはなんなのというのが、正直なこの手のロッドへの感想だ。

以上、辛口の意見ばかり述べたが、かくいうわたしはセージの大ファンである。現在0番から7番まで5本のロッドを所有し、現役で使用させてもらっている。セージがなぜ売れるかいうのはよく分かるし、好まれる理由もこれまた分かる。最大公約数のフライフィシャーの要求を満たすとこういうロッドができるということであるが、他のメーカーが少し方向を変えつつある時に、セージはパワーという今まで通りの方向を向いているのが、わたしとしては気になると言いたいのである。過去の成功は往々にして将来の方向を見誤らせてしまうが、これだけ素材が進歩してきた状況では、もう少しロッド本来の性能が出るデザインができるのではなかろうかと、わたしとしては思うのである。



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