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水生昆虫のライフサイクル メイフライメイフライ(カゲロウ)は幼虫期を川底で過ごし、その後、亜成虫、成虫へと脱皮をし、産卵を終えるとその命が尽き死を迎えます。幼虫期はニンフと呼ばれ、四種類に分類され、バロウワー、クリンガー、クロウラー、そしてスイマーとそれぞれ呼ばれます。メイフライのハッチ形態
![]() バロウワーは砂地の川底にUの字型のトンネルを掘り生息します。クリンガーはその平たい体型を利用し、川底の石の裏にしがみつく形で生息します。クロウラーは川底を這い回り、スイマーはその名の通り、泳ぎが得意で石から石へと渡り歩きながら生息します。 ニンフは亜成虫(ダン)へと最初の脱皮をします。ダンへと脱皮する時、種類によってその方法が異なり、水中で脱皮をして水面を目指すもの(イマージャー)、水面まで泳ぎ上がり(フローティングニンフ)水面直下で脱皮するもの、岩などを這い上がり陸上で脱皮する種類があるようです。 メイフライはダンの状態で1〜2日を過ごし、その後成虫(スピナー)へと二回目の脱皮をします。スピナーは1〜2日の間に交尾をするために相手を探します(メイティング)。交尾後、雄はその場で朽ち果て、メスは産卵のために水面を目指し、尾の部分を水面につけた状態で産卵します。 メイフライはダン・スピナー時には一切採食もしなければ排泄もしないし、そのための口もなければ消化器官も存在しません。成虫期の寿命は長くても1週間でふわふわと立ち上がる湯気のように上下に飛び回ります。この様子がまるで陽炎(かげろう)に似ている事からカゲロウと呼ばれたようです。 トラウトはメイフライのいかなるステージでも捕食しますが、やはり一番捕食される事の多いタイミングは幼虫が亜成虫になるために水面を目指すときでしょう。水流に押し流され、思うように泳げない状態、このフワフワと漂っている状態をフローティング・ニンフと呼びます。 水面直下にたどり着き、背中を割り脱皮している状態、そして、脱皮後、羽が乾くのを水面で待っている状態、または脱皮に失敗し、抜け殻がくっついたまま朽ち果ててしまった状態などがトラウトにとっては狙い目のようです。つまり、メイフライにとっては一番自由が利かずリスクの大きい状態となるわけです。 これらの状態をイミテートしたフライが多く存在するのもその理由です。 |
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