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水生昆虫のライフサイクル カディスフライ

カディスは省略名で、本来カディスフライと呼ばれ、日本語ではトビケラと言います。その種類は名前の付いていないものも含めると1000種類はいると言われています。
カディスはラーバ(幼虫)、ピューパ(蛹)、そしてアダルト(成虫)へと完全変態する水生昆虫です。幼虫期の特性により5種類に分類されます。フリーリビング・カディス、サドルケース・カディス、ネットスピニング・カディス、チューブケース・カディス、パースケースカディスの5種類です。

カディスフライのハッチ形態


フリーリビング・カディスの幼虫は他の種類のように巣を作ったりせずに、川底を這い回りながら生息します。サドルケース・カディスの幼虫は石などにドーム型のシェルターを作り両端に小さな穴を残し完全に自らを覆ってしまいます。ネットスピニング・カディスの幼虫は石の間などにシェルターを作り、入り口にクモの巣のような網を張り食べ物を集め生息します。チューブケース・カディスの幼虫は筒型の巣を自分の体にまとい移動しながら生息します。パースケースカディスの幼虫は絹糸のようなものと細かい砂などでケースを作って生息します。このカディスフライはとても小さい種類で「マイクロ・カディス」と呼ばれています。

幼虫は時期が来ると蛹へと変態します。蛹はほとんど成虫と同じような形をしており、ただ羽が短く伸びきっていない形態をしています。時期が来ると蛹は繭を喰い破り水面を目指し泳ぎ上がります。水面直下に到達し成虫へと変態しようとしている状態をフローティングピューパと呼びます。
そこで脱皮を行い成虫になります。成虫の羽はまるでテントを張ったかのような形をしているのでテントウイングカディスというフライも存在します。

成虫期にはパタパタと飛び回るのが特徴で、産卵時には水面を目指し突入し、水中に産卵します。この状態を模したダイビングカディスというフライパターンもあります。 この時水中を泳いだり、水面をアメンボのようにスケーティングするという特性があります。水面をスケーティングしている状態をフライで再現しトラウトを誘い出すという釣り方もあります。


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