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The 24th Annual World Fly Fishing Championship and Conservation Symposium 〜 石村美佐子 (Misako Ishimura) 〜
石村美佐子 (Misako Ishimura)について
ホットなニュースを伝えさせていただきます。11月16日夜8時から、NHKのハイビジョン放送で、スロバキアで開催された『The 24th Annual World Fly Fishing Championship and Conservation Symposium』が放映されます。世界のアングラーが、真剣に20cm以上の魚をキャッチ・アンド・リリースしている場面が見られます。魚をもっと多く釣りたい方へのテレビ番組です。本当にテレビを見ながらフライフィッシングが楽しめるので、多くの方に楽しんで頂けると思います。 このワールド・フライフィッシング・チャンピオンシップの大会は、24年前から毎年1回7日間に亘って、色々な国で開催されてきました。1ヶ国5名の選手で編成されたチームが、国旗を揚げてのパレードで開会式が行われ、キャッチ・アンド・リリースした魚の体長を競い合うもので、自然保全のシンポジウムの後、閉会式では優勝者と優勝チームに金、銀、銅のメダルが授与され、その後晩賽会で終了する世界大会です。 私は、チーム・ジャパンのキャプテン兼アングラーとして、2000年からこの大会に参加してきました。今回、私達は残念なことにNHKのテレビカメラに写る機会が少なく、そこで、その中で取り上げられなかった事などをお知らせしたいと思います。 23ヶ国から選手、キャプテン、マネージャー、そしてその家族とゲスト達合計246名が集まったのですから、それこそいろいろな人達と会いました。その中には、この大会にキャッチ・アンド・リリースを採用することに努力した、チーム・カナダのジャック・シンプソンさんもキャプテンとして来られていました。彼のクラブは、初めフライフィッシングを競技とすることに戸惑ったそうです。http://www.flyfishingcanada.net/why.htmにそのあたりの事が記載されています。彼は、コンサーベーションシンポジウムをこの大会に追加させた方で、カナダの選手にはコンサーベーションで活躍したアングラーもいます。 チーム・ジャパンも自然保全を広める為、各国のアングラー達と交友する目的で参加しております。その為、川底を引掻きまわさないように、また捕獲した魚を測るときは、できるだけ外気にさらさないよう、競技中でも気を使って釣りをしました。 チーム・アイルランドの選手の中に、毎年参加しているジャッキー・コイネというアングラーがいます。彼は、バーでいろいろな歌を歌い、また皆で合唱をするときはその輪の中心で、手振り身振りで踊りながらリードをとったりして、エンターテイメントしてくれます。午前と午後、合計6時間の釣りの後、皆で声を張り上げて歌うのはとても楽しいひと時でした。チーム・USAのマネジャーは、ジャック・デニスです。彼は一人でビデオカメラを担いで、この大会を記録していました。日本のNHKの取材チームは、ディレクター1人、カメラマン2人、音声係2人、コーディネーター2人でしたが、彼はそれを1人でこなしていました。 コンサベーションシンポジウムでは、日本でその親戚がイトウと呼ばれている、鮭科の淡水魚フーチョフーチョ(*)について討論しました。とてもめずらしい魚を、科学者がなんとか保全しようとしているのが、よく伝わりました。このシンポジウムが開催された事によって、スロバキアとチェコのフライフィッシングのクラブが、このプロジェクトにもっと参加してくれるようになればと、心から願っています。また保全の問題は世界中同じような問題をもっているようで、アメリカ合衆国の参加者からの助言等が印象に残りました。魚の為により良き環境を保持していくことは、人間の環境改善にも通じる事を再確認させられました。来年の世界大会は、スエーデンのラップランドで開催されますが、その地でのシンポジウムが今から楽しみです。 最終日では、地元のコントローラー(魚の長さを測ってくれた人たち)を含めて約300名が集まった晩賽会があり、この大会の終わりを皆でお祝わいしました。そこで今回初めて女性部門優勝者に、クリスタルのカップが授与されたのです。23ヶ国から約120名の選手が競技参加しましたが、女性フライフィッシャーは私1人だったので、私がその名誉を受けました。なんと皆が一斉に立って、ゴールドメダリストに対してよりも盛大な拍手をしてくれたことには、とても感謝、感激しました。 タトライ山脈のバー、オラバ、ベラという山の渓流を釣ったこの大会は、放流されたグレイリングとブラウントラウトが多く、小さな22番のパラシュートアーントで、それらを釣り上げました。またチーム・ジャパンが雇ったスロバキアのガイドは、ミロとミハエルの2人で、特にミロは、チームスロバキアのテクニカルマネジャーでもあり、ブラウントラウトを以下のようにして釣るように教えてくれました。3個のニンフを付ける。まずポイントに重めのニンフを付け、そのアイと次のフライのアイが約60cm離れた所に、サイズ16番のフェザントニンフを付ける。そのアイから約65cmの所に、明るい色のニンフを付ける。その全体が約4mのリーダーで、川の流れの少しアップストリームにキャスト。フライラインはほんの少ししか出さず、ロッドもあまり上げないで、できるだけポイントのフライが川底を這うのをコンスタントに感じながらフライを流して釣る。残念ながら釣れたサイズは25cm以下が多かったのですが、でも大会で釣れた一番大きなブラウントラウトは、52cmもありました。 スロバキアは貧しい国で、そのため農耕はすべてが化学肥料を使わず、その野菜のおいしさには感激でした。鉱泉の湧き出る所が幾つもあって、国がスパ治療として鉱泉を奨励しており、スロバキア人はとても安く静養出来るそうです。また旅行者にとっても、他のヨーロッパの国に較べると、食事やロッジも安く、英語の話せる人が少ない他はとても旅行し易い国でした。 チーム・ジャパンは2005年3月にニュージーランドで2年に1回開催される、オセアニア・フライフィッシング・チャンピオンシップに参加するアングラーを募集しております。関心のある方は、misakoflyfish@hotmail.comまで連絡してください。 次回は女性フライフィッシャーの方々に、インターナショナル・ウーメン・フライフィッシャーズのフェスティバルを紹介させていただきます、ご期待下さい。 *フーチョフーチョ (Hucho hucho) サーモンの中で一番おおきな魚で、淡水魚の中でも一番大きいといわれ、養殖が大変むずかしい魚です。 ブライト・フィッシング・チーム・ジャパン キャプテン 石村美佐子 最新のコラム: ボーンフィッシングの夢〜オアフ島の夏(後編) 〜 池上彰 (Akira Ikegami) 〜 過去のコラム: ボーンフィッシングの夢〜オアフ島の夏(前編) 〜 池上彰 (Akira Ikegami) 〜 銀座のカスタムロッドメーカー"ARTIST" 宮坂雅木さんとの出会い 〜 池上彰 (Akira Ikegami) 〜 私がフライフィッシングをやめた訳 〜玉置浩一 (Tamaki Koichi) 〜 The 24th Annual World Fly Fishing Championship and Conservation Symposium 〜 石村美佐子 (Misako Ishimura) 〜 カナダの源流 FlyFishing 〜 岩森仰史 (Takashi Iwamori) 〜 こんな釣りもあり?カナダ、ブリティシュコロンビア(BC)のフライフィッシング 〜 マット鈴木 (Matt Suzuki) 〜 ギャラティンを訪れて 〜 池上彰 (Akira Ikegami) 〜 |
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